小牧基地航空祭 2025 撮影記

ブルーインパルス

地元小牧の航空祭が今年は3月2日に行われるということで、下手の横好きのカメラを持って参加することに。
いつまで経ってもうまくならないカメラの腕なので、少しは考えながら撮らないといけないのかな、と思いつつ(遅すぎる)書いていこうと思います。

ブルーインパルスがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!

今年はブルーインパルスが飛来します。
2015年くらいまでは地元住民の反対によって小牧には来ていなかったのですが、最近ちょくちょく来るようになりました。
人が多くなると碌なことにはならないので、地元住民の反対する気持ちもよくわかる。
小牧基地は輸送団の基地なので、戦闘機も在籍はなく、航空祭も非常に地味な雰囲気で、普段は五千人くらいの来場者なんですが、ブルーインパルスが来ると10倍くらいに跳ね上がるので、落ち着いて堪能できなくなるので、個人的にはブルーインパルスは来なくてもいい、むしろ来ないほうがいいとまで思ってます。

ということで人が多くなるからなのか、レジャーシート、椅子の持ち込みが禁止となってました。
あと、ここ最近はバイクでの来場もできなくなってしまったので、今回は自転車で行くことに。
チャリで行く、というやつですね。
別にヤンキーではないですが。

今回やりたいこと

機材としてはいつものように、以下のラインナップです。
本体:キヤノン EOS 70D
レンズ(望遠):SIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM
レンズ(広角):SIGMA 7-35mm F2.8-4 EX DG HSM
いいかげん「新しいカメラを買えよ」という声が聞こえますが、弘法筆を選ばず、ですよ。
(先立つものがないだけじゃないですかねぇ)

あとは、今回、バイクで動画撮って遊ぶ用に、安物のアクションカメラを買ったので、それをフラッシュマウントにつけて撮影すれば、動画を撮りながら撮影できちゃうんじゃないか説を試してみたいと思います。

どうでもいいですが、昭和世代にアクションカメラっていうと、エッチな雑誌を思い浮かべてしまうので、気をつけてほしいですね(何を)

撮影環境

前日の予行はめちゃくちゃ天気が良くて、実は小牧城に見に行ってたのだけど、ロンT一枚でいいくらいの陽気。
もう啓蟄だし、春の訪れ、感じちゃう?って感じで本番当日に臨んだんですが、自分の雨男っぷりを忘れてました。

もうね、見事なまでの曇天。
雲一つないどころか、雲しか見えない。
あなたの愛と同じくらい、空が見えないの。

という具合に、航空祭として、飛ぶ方も、撮る方も、かなり不利な状況でした。
Lose-Loseな状況ってあるんですね。

でも、過酷な状況で頑張ってこそ、成長は成し遂げられるのですよ、などという意味もなくポジティブな思考で臨んだけですが、早々に雨が降ってきましてね。
状況としては最悪でした。

地上の星

まずは地上に駐機している機体からです。

今年の見どころ、というか、小牧の見どころは大型輸送機。
他の基地ではみられない迫力がそこにはあります。

まずは、どん。

767三兄弟ですね。
白い機体はKC-767。小牧基地所属のお馴染みさんです。

その隣の円盤がついてるのがE-767、AWACS、一部ではJ -WACSなんて呼ばれている、早期警戒管制機です。浜松からの来訪となります。こちらもご近所ということで、何度かお会いしている、顔馴染み。

奥のガングロなお嬢さんは、KC-46A。美保基地から遠路お越しいただきました。

こちらはKC-767をベースに改良された最新型の空中給油可能輸送機です。
前に一度だけ小牧基地に飛来したのを見たことがある、レアキャラです。
ブルーインパルスよりもこっちの方が見る機会少ないんですがねぇ。
普通の人にはそれがわからんのですよ。
人気がなさ過ぎて、こんな正面からも取り放題。
心なしか、笑っているようにも見えますね。

あとは、ジェット輸送機のC-1です。
入間からきたスペマさんと、岐阜から来た初号機、通称銀ちゃんですね。

C-1はこれで見納めなので、こちらもブルーインパルスよりも(以下略)

ブルーインパルスの前は人だかりができていて、地上での撮影は諦めました。
この前の岐阜の時もそうでしたが、最前列の人が立ってるし、交代しないしで、マナーがかなり悪くなてる気がします。
持ち込み禁止のレジャーシートや椅子を使ってる人もいるし。
マナーって、なんなんですかね。

地上展示の中では唯一のF-15J。岐阜基地からのお客様です。
先日(岐阜基地航空祭)はどうも。

今日はF-2は来てないんですね。
雨だから?
ワンチャンF-35もあるかな?と思ってたんですが、なかったですね。
じっくり見れたことがないので、残念です。

見上げてごらん

さて、飛行機は空を飛ぶもの、ということで、メインの飛行展示です。
ただね、雲が厚い。
こう、曇天だと、腕のないカメラマンにとっては地獄です。

露出オーバーになって機体が真っ黒になってしまうし、背景が一色なので、メリハリのない画像になってしまうし、自分未熟さしか表現できない。

ということで、失敗作の数々をご覧ください。

KC−767とC-130の機動飛行

岐阜から飛来したF -15Jの機動飛行。
雨と民間機の離陸待ちということで時間短めでした。

ヘリUH-60Jの救難デモ

空中給油三連発

空中給油はデモなので実際には接続してないんですが、寄ってみるとブーム(空中給油する方のジョウロみたいな機械)の形と大きさが分かりますが、この大きさのものに飛びながらつなげるとか、変態ですよね(誉め言葉)

本命登場

雨は時々降ったり止んだりを繰り返し、ぐずぐずの天気のまま、昼休憩に入ります。
このまま雨が降ればブルーインパルスは中止になる可能性あるので、いっそ帰っちゃうかとも思ってたのですが、なんとか飛びそうなので、残ることに。

飛んではくれたのですが、前日の予行でやっていた、桜とキューピッドもカットされ、だいぶあっさりした演目になっていました。

開幕、1~3号機がフォーメーションテイクオフで離陸したのですが、これが一番の見どころだったかもですね。出オチでした。

見ていただければわかると思いますが、露出とISOの調整が下手すぎて、まともに映ってるのを選んでもこの程度のものしか出てこない。つらいですね。

今回は天気が悪く、時間も短かったですが、元々、小牧はローパス系の演目に限定されるんです。
なので、何も知らずブルーインパルスに胸ときめかせてみにきた人たちは、がっかりするのでしょうね。
想像通りのブルーインパルスが見たかったら、この辺だと、浜松に行くのが吉ですよ。基地だけに。

反省会

というわけで、反省会です。

まず、相変わらず、追従が下手すぎる。カメラを動かすのが精一杯で、機体がフレームアウトしてしまうのが多すぎる。
次に、構図。
毎回同じような構図で、いつ撮っても同じような写真になる。
もう少し、構図で工夫して、見せられるようにしなさいよ、と。

あとは露出の調節。
どんだけ黒が好きやねんってくらい、機体を黒くしてしまった。
料理とかけて、写真ととく。
その心は「下手くそは、黒くしてしまう」。

ということで、もっと露出の設定なんかの知識をつけて、現場で調整しながら撮影できるようにならんといかんですね。
あとは、フィジカル的なスキル。つまりは動体をフレームインさせる技術。

最後に、ここ小牧基地は民間と共用なので、航空祭やっている合間に民間機が離着陸していくのです。
それを基地側から撮影できるのも、小牧基地航空祭の楽しみ方の一つだと思っとります。

蛇足ですが、前日行われた予行を小牧城から撮っていました。
こちらはものすごくいい天気でした。

え?晴れてるのに大した写真じゃないって?
それは、まぁ、気付かなかったことにしておいてくださいな。

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