CBR900RR キャブOH④ 完結編

キャブOHもいよいよ、ラスト。

前回は、キャブを組み上げて、始動の確認までしたところで終わっておりました。
まぁ、無事に始動してくれれば、あとは調整するだけなんですが、ところがところが、この調整というのがはまるときははまるのです。
最後まで気は抜けないのです。
ほら、完結編と言いつつ、その後も復活編とか作っちゃって完結しないアニメとかあることですし。

というわけで、今回の作業は、負圧ゲージを使ってキャブの同調を行なって、外したパーツを組み上げていく、という感じです。

同調を取る上で、ある程度は組み上げていく必要があります。
キャブをヘッドに取り付けて、エアが噛まないように、きちんとインシュレータも締め込んでおきます。
そこまでやったら、マニホールドのエンジン側のところにある、負圧をとるための穴にはまっているボルトを外していきます。

そしてゲージを取り付けたら、エンジンをかけていきます。


この時に、ゲージの流入路は閉めておくことです。
そうしないと、ゲージが一気に負圧がかかったりすると壊れることがあるのです。
壊れないまでも、精度が落ちてもそれはそれ、よろしくないですから。

エンジンをかけたら、つまみを調整して針のブレを抑えていきます。
針のブレがおさまった状態で合わせていきます。

1番と2番の間の調整ネジを回して1番と2番の数値を合わせていきます。
次に3番と4番の間の調整ネジを回して数値を合わせます。
最後に2番と3番の間の調整ねじで調整します。
ここまでで一発で合うことはあまりないですね。
なので、もう一回同じ手順を繰り返します。
もう一回といわず、合うまで繰り返すのが正しい手順。
しかし、2番がどうにも合わない。

アイドリングもだいぶ落ち着いてはいるので、一旦この状態で組んでいきます。

しばらく走ったのちに、再度同調とってみることにします。

さて、ようやく組み上がったので、試運転してみます。

アイドリングも問題なし。
低回転から高回転まで特に問題なし。
回転を上げた状態から一気にアクセル開度を閉じても問題なし。
概ね問題なしなのですが、なんか音に違和感を感じます。
もしかすると、今までの調子が悪い状態の音に慣れてしまって、調子がよくなった音に慣れてないだけってこともあるので、一旦気にしないことにします。
異音とか、息継ぎとかであるなら、無視しない方がいいですが。

というわけで、3週にわたってしまったキャブOHですが、無事に完了しました。
500kmくらいのツーリング行ってみて、同調の様子とプラグの状態見てみて、ですかね。

このあとは、ブレーキ周りですね。
よし、暖かくなったらやるとしよう(なんのフラグ)

タイトルとURLをコピーしました