タイトルからもわかっていただけると思いますが、世代的にはファースト世代。
なんのファーストかわからない人は、お父さんにでも聞いとくれ。
というわけで、前回から引き続き、キャブOH第二弾。
本日はバラしていきますよ。
今回はジョイント部のOリングの交換もするので、キャブのジョイントも外していきます。
で、まずはダイアフラムを確認してみます。
この蓋を開けるときは、押さえながらやらないと、びっくりばこよろしく、バネで蓋が吹っ飛ぶので気をつけよう。
心配だったネジの固着もなく、舐めることもなく順調に開けていきます。
ダイアフラムは、4発とも問題なし。ヨレも破れもなしでございます。








続いては、フロートチャンバーを開けてみます。
と、その前に、エアスクリューの戻し数を確認しとくのを忘れずに。
一応、マニュアルには1と1/2戻しという基準はあるけど、現状を知っておいた方が良いのでね。
#1→1と1/2回転
#2→1と1/2回転
#3→2回転
#4→2回転
三番、四番が通常よりも少し解放してる感じですね。
で、フロートチャンバーに戻って、開けていきますよ。








フロートチャンバーは、ガソリン抜いたときは錆が出てきたので、ちょっと覚悟はしてたのだけれど、こちらも「あれ?意外にキレイじゃない?」と。
なんともしつけがよい感じですね。
こんなに綺麗なのに、なぜ被ったり、1気筒死んだりするのか。
逆に不安になるよね。
各々メインジェット、メインジェットベース、スロージェットを外していきます。
↓メインジェット




↓スロージェット




↓メインジェットホルダー




↓エアスクリュー




ちなみに、エアスクリューは、エアスクリューを外したあと、その中にバネ、ワッシャー、Oリングの順に入っていますので、それをピンセットで慎重に引っ張り出します。

さらに、フロートピンを外し、フロートバルブも見ていきます。
フロートピンは、ニードルの受けが邪魔してるので、ちょっと押し出してつまんで引っ張る感じで抜きます。
↓フロート




↓フロートバルブ




フロートバルブの先端も段付きもしてないし、状態はかなりいいですね。
このあと、繋いでいるジョイントロッドを外して行くわけですが、なかなか固いのでCRCを吹きつつ、ゴムハンマーで少しずつ抜いていきます。
キャブ自体は金属製で丈夫そうですが、中の真鍮パーツなどが精密部品なので、それへの影響を考えると乱暴に扱わない方が良いですよ。
ここで、ちょっとミスったかもと思っているのは、クリーナーを吹く時に樹脂系パーツへの影響を不安視して、スロットルセンサーを外したんですね。

マニュアル見ると、スロットルセンサーは外す必要なければ外さないようにと書いてあったけど、ケミカルブシュブシュ掛けるよりはいいだろうという判断です。
もしかすると、調整必要になるかもです。
バラしてからはキャブクリーナーで穴を貫通させてくわけですけども、やっばり穴を貫通させるという行為は男として本望なので、気持ちいいですね。いや、気分的に、ですけどね。


で、穴という穴にクリーナーを吹きかけて、それと対となる出口から出てくることを確認しながら穴の詰まりも見ていくわけですけど、見事に穴の詰まりはなかった。
つまりがなさすぎて、つまらない、というね。
しかし、風が強くて寒くてたまらんくなったので(ダジャレのせいではなく)、ざっとクリーナで洗浄して、少し汚れが気になるところを真鍮ブラシで擦り、ジェット類をエンジンコンディショナーでドブ漬けして、置いとくことにして、一端ここまで。


ジェット類とフロートバルブは新品交換なので、洗浄が必要なのはエアスクリューと、メインジェットのベースだけだけれども。
次は洗浄の仕上げをしつつ、組み立てしてく感じですな。
次回、「洗浄はこうや!」
キミは生き残ることができるか?!